ジャニー喜多川氏のドキュメンタリー

日本語字幕が待てず、一足先に噂のBBCドキュメンタリー「Predator:The Secret Scandal(プレデター:Jポップの秘密のスキャンダル」を視聴しました。

「畳の上を土足で上がった」「パンドラの箱を開けてしまった」というのが私の率直な感想です。

数年前、ハリウッドの大物プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタインの事件が明るみになって

#MeToo運動が瞬く間に広がっていった時、日本でもいつかそんな日がやってくるかもしれないと思いつつも

それに切り込むのは相当な覚悟を持った人か、逆に何も知らずにただの正義感で突っ込んでいく人か、、、

という感じであまり期待はしていませんでした。

暴露本を学生時代に手にし、そしてダンスや日舞の世界で間接的に、時には直接的に見聞きしてきましたが

私のような二流、いや三流の立場では一般人と変わらず、ただただそういう世界だと自分で理解したり、仲間内での共通認識事項として共有するくらいでした。

しかもそれは芸能という特殊な世界の闇のある一部分だけであって、本当はもっと色々な事情が絡み合って闇が深すぎて、、、

とにかくこういう形で直球で攻める以外には方法が無かったという事。

これから徐々に大きなうねりとなって、日本の社会を震撼させていくのではと予想します。

全てが明るみになる事は難しいでしょうが、もう隠す事は出来ない時代。

被害に遭った方達にとって何か救いとなるような、そんな流れが生まれる事を心から願います。

それだけ性被害というのは「心の殺人」と表現されるほどに、その人の人生を狂わせる大変な出来事なのです。

そいういう部分の理解も日本に広がっていくきっかけになればと思います。