日本とアメリカ子供のしつけの違い---高校生の時の体験

 

 

先日、親友に誘われて渋谷シアターオーブで

「ブロードウェイ クリスマス・ワンダーランド」を観て

 

クリスマス気分を味わってきました。

 

 

高校の同級生でダンス部仲間、夏休みにアメリカ東海岸にホームステイに行った同志

趣味も同じ観劇に、深夜アニメ、美味しい食べ物にお酒、、、

と大人になっても腐れ縁が続いてます。

そして私と甥っ子の物語を何シーズンにも渡り視聴している視聴者の一人。

 

このショーがホームステイ時にアミューズメントパークで観たショーを

彷彿とさせる内容で、その時の光景がまるで走馬灯のように。

 

(その時のショーの写真!

 

 

観劇後、ホームステイの時の思い出話に花が咲き

そして久しぶりに思い出した事。

 

このホームステイ中に沢山の体験をしたのですが

その中で印象深かった1つが子供のしつけ。

これが後に甥っ子を育てる上でかなり役に立ちました。

というか、感情爆発のストッパーになりました。

 

私のホストファミリーは4人家族。

Vickyママ、パパ、小学3年生の女の子、小学1年生の男の子。

(アメリカの子供と身長がほぼ変わらない私、そしてすっぴん、、、

 

 

この1年生の男の子、ブロンドで可愛い子なのですが

まぁ1年生男子なので色々と悪さをする訳です。

天使クソガキになります。

 

このクソガキになった時

Vicky ガツンと一発やっちゃって!』『JUST DO IT!

と高校生の私は心の中で叫ぶのですが、Vickyは何をするかというと

クソガキと11になり、目をじっと見て、いつもより低い声のトーンでゆっくりと

「〇〇、今何をしたのか分かっている?」みたいな感じで会話を始めるのです。

 

 

クソガキは「だってー、〇〇がー、〇〇でー、だからー」と涙声で反論。

「だってー、だってー」と言っても、その場から逃げようとしても

とにかくVickyは根気よく諫め、そして延々と2人で話し合い。

そして後は反省タイム。

部屋の隅の壁を向いてしばしになる時間をあげる。

 

何となく知ってはいたものの、やっぱり目の前にするとカルチャーショックでした。

めちゃくちゃ忍耐、根気が必要!!

当時の日本ならげんこつ一発、ひっぱたく、お尻を叩く

もしくは暗い部屋に閉じ込めるetc.で終了。

 

 

 

そして月日が経ち、育てにくい甥っ子と時間を共にする中で

何度も手をあげたくなる衝動に駆られる度、このVickyの姿が目の前に浮かんで

何度も何度も我慢しました。

でも、やっぱり我慢できなくて手をあげてしまった事もありました。

その時はいつも『Vicky、やっちゃったよ私、、、』と反省。

 

高校生の夏から考えると、体罰はNGという風潮が

一般的にずいぶんと浸透してきましたが、体罰はいけない、が先行してしまい

それに代わる躾や指導がおざなりになってしまっている感じもします。

体罰の代わりに子供をしつける、指導するのには時間・忍耐がいるという事。

今の私たち大人はその辺の意識がちょっと足りないな、と思った次第です。

 

しかし、まさか高校時代の子育てカルチャーショックが後に役に立つなんて

 

人生の中で経験する事に何一つとしてムダは無い、という事です。